【 新時代の堅実なお金の増やし方 】こんな本が著名な経営コンサルタントの小宮一慶氏によって書き上げられたようなので、少し紹介したいと思います。2021年12月8日、出版されたてのホヤホヤです。
FX・仮想通貨が隆盛の新時代だからこそ どうするのがいいのか
タイトルにもう「 新時代の 」と銘打ってあるので、まさに2021年後半・ 2022年からは、”お金まわり” が 、” 特に ” 新時代になってるってこと。 そうですね、FX とかが 隆盛で、仮想通貨( 暗号資産 )なんかの話題もホットですもんね。 少し前ならこんな複雑そうな金融商品とかがあれば専門家だけの世界のことだろ?って感じでしたけど、いま時代は6次産業とか言ってられないですよ、7まで言ってるんじゃないですか?? それがコロナ禍で加速・ギアに入った感じでしょうか。


累計390万部を売ったお金のプロフェッショナルが著しました。ほら、テレビでコメンテーターの席に時々座っていますよ、見たことありませんか? しかし題名からしてガチガチの昭和系リア充おじさんの言ってることでしょと予想されそうですが、部分・部分でたくさん参考になりそうな要素が盛りだくさんありそうです、ぜひご一読ください。
「 貯金より投資 」「 お金を使わない 」は やっぱり常套句
要旨としては、お金を増やすためにはまず、お金を貯めること。そのためにはたくさん働いて忙しくしてお金を使うヒマを無くすこと。それから給料のもっといい会社に転職するのも尚良しで、貯まった余裕資金で投資をしましょうね、というものになってるみたいです。 やっぱりか、ですよね。
お金を使う人が減れば、経済が潤滑しないだろうに、お金を増やそうという人こそそういうんですよ。まったく世界は矛盾に満ちてます笑。
「 余裕資金を作れ!!」 には 惑わされない方が良さそう
本書でいう 余裕資金 とは、「 もし投資に失敗してゼロになっても最低限生きていくことは出来るようにした分を確保した資金 」みたいなものらしいですが、その余裕資金を準備しとけという大前提を冒頭から提示されます。( 第1章内 )
そんなこと出来る奴は世の中どのくらいいるんだ見せてみろって話になりかねないと思うんですが、筆者の論理というだけでなく、出版社にしてみてもそうじゃないからこんな論調になっているわけで。そんな話をしても読者は支持してくれるよというマーケティングスタンスなんです。世の中そうなんですかねー。

多数派はそっちってことなんですねー、えええ、まいったなあ。
( 見たけど、知らんぷり、無視無視 )…というスタンスで読み進めますね。
そうですね、それ以前にプロローグから株式投資をしようと促されますが、そこには本書のタイトルが感じられる「 堅実な 」方向性として「 少額で 」という、”【 新たな時代らしさ 】のある切り口 ” がプラス提起されています。プロローグで新しくしておいて、第一章で少し気分を戻された印象です笑。

世の中にはリスクに弱い人がいて、
リスクの大きさによっては夜も眠れなくなり、
病気になってしまうこともあり得るのです。
Threrfore … だから思い切った株投資をするにしても「 少額投資 」でリスクを小さくしましょうということですよね。そうしているうちにだんだん【 相場観 】ってもんが出てくるので、「 株式投資を勉強しようという ” プラスのスパイラルが起きてくる ” 」からいいんだとおっしゃられています。
相場観を養うためには
実際に株を買うことが大事になりますが
金額は絶対に少額から
始めてください。
ゆえに株で儲かるようになる!という論調です。やっぱり、あっち系( リアルリア充?? )の感じがじんわり沁みだしてくるんですがそれは仕方ないですよ、それが当たり前の世界なんですからね。笑

あっち系って、そっちもひとつも悪いことなんかないやないかい、だたのやっかみかーいwww
暴落の時こそ、株のバーゲンセール。
株式相場のバーゲンセールに備えて、
普段から投資先企業選びを
継続して行っておくことが大切です。
so-and-so……まあ 株のバーゲンセール = 暴落 ってうまいこといいますよね。 心底そんな風にはなかなか思えないのが普通ですよ、「 株価が下がったら 」どうしたらいいか、ドキドキしながらもどう行動すべきなのか、こちら で考えているので、参考にしてみてください。
「 稼ぐ力 」と「 貯める力 」に言及されてはいるが
第2章の章立てを見ると、「 稼ぐ力 」と「 貯める力 」がないことにはどんなことをやってもムリみたいなつくりになっているように見えます。

ガツガツしてないとだめなんかーい??といきなり思って切り捨てないでください。
読書は良い本も悪い本も、様々な意味で自分の糧になります。人はそれぞれ違った生き物ですから、同調するところ、非難したくなるところ、いろいろありますよね、読書では特に、自分との違いをしっかりと認識して客観的に読破することも大切だと思います。
「 力 」も余裕もないんです、すみませんでしたと謝りたくなっちゃいますが、「 自分を知る 」ってところには否定ではないかもしれない。そうやってピンポイントでも自分に有効な箇所を拾い上げていくくらいがちょうどいいかもしれません。
「 10年で2倍 」を目指す?と銘打ってるがそんなにうまい話があるんだろうか
後者のほうは 13年で約 2倍以上には確実になっていますね。これは株価がそこまで成長したからそうなったまでで、13年の間には暴落することもあったかもしれません、狼狽売りしていたらそんなことにはなっていないですけど逆に下がったままだったら塩漬けにしたままだったかもしれません。
前者のほうはどうでしょうか、年 5%の利回りですから、例えば年 1万円ずつ加算して運用すると考えてたら、1年目が 10,500円、2年で 21,525円・・・・・10年で 約132,100ぐらいです。 あら、それでも十分すごくないですか?? 100,000円 が 132,000円、銀行預貯金では絶対にありえないですけども、このぐらいなら自分たちにも不可能じゃなさそうじゃないですか。

お金を稼ぐ人 と 稼がない人の特徴についてと「 副業・複業 」で稼ぐこと
「 お金を稼ぐ人の特徴 」とか言われると、ググって出てくる回答と同じなんだと思ってとたんになえてしまそうになりますが、そういうの、スルーしていいと思います。 全員が全員リア充でやる気に満ちているのって、自分のテンションには合わないかなと思ってしまうので、自分らしく稼げばいいと思うんですよね。
仕事をしてお金をいただくことというのは、やっぱり安易なことではないですよー。
それを知っているだけでも尊いと自分は思います。これからの人がどう思うか分かりませんが、昔の人はそうやって実直に働いて生きてきて、そんな姿を普通に表現できる人ってやっばり素敵だよなと思うんです。

本業の給料がちょっと不安になるぐらい少ないことなんて、ザラにある世の中ですよ。だってどんな企業も人を雇うことをコストとして考えて固定費を、変動費をどうやって減らそうかなんてことばかり考えてる時代なんですから、そうなりますよね。
副業、時間と心の余裕がつくれるならやってみてもいいんだと思いますよ、副業なんてしてる暇ないという場合なら副収入得られるいろんな正攻法を考えるとか。それらについて心配なことがありましたら、ここ と ここ を参考にしてみてください。( ← 政策と法律を参照したりして考えています、少しは検討しようかなと思っていただけるんじゃないかと思います )
複業ですか?? ( 本業たくさん持つことと一般に考えられていますが )心と体に負担がたくさんかかるかもしれませんので、自分としっかり相談しながらやるのがいいのかもしれません。
いわゆる優良企業の株を割安で入手する方法について
そういえば YouTube の広告に、「 ネットフリックス株を数百円で手に入れた男 」とか、「 アマゾン株を無名の時代に手に入れて今はすごいことになってる 」みたいな、未来の優良企業発掘する才能やスキルを手に入れるのが最高と指南するのが流行しているようですね。
そういうスキルを手に入れたいならば勉強するしかないですが、真理はそういうことではないんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。
シンプルな方法が ここ にありますので、興味のある方は参考にしてみてください。どんなタイミングでも自分が割安と思ったときが割安なんですよ、たとえ少しだって、利益が出ればいいんです、それが狙いなんですから、そう思いませんか。
■ 本書の内容
プロローグ 私の投資スタンス 4つのポイント
・ 投資で「損をしたくない」人たちへ
・ 投資は自分の性格に合った方法を選ぶ
・ 目指すのは「10年で2倍」
・ 「優良企業」の株を「割安」で買う方法
・ アマチュア投資家がプロに勝てるものとは?
他
第1章 お金を増やすために欠かせない知識
・ 暮らしをグッと楽にする方法
・ まずは「 余裕資金 」を稼ぐ
・ お金を増やすための3つの力
・ 60歳で2000万円貯めるには?
・ 60歳で1億円の財産をつくるには? 他
第2章 お金を増やすために不可欠な「 稼ぐ力」と「 貯める力 」
・ お金を稼ぐ人の共通点
・ お金を稼げない人の共通点
・ 「 副業 」「 複業 」で稼ぐ
・ お金を強制的に貯める方法
・ 「 自分 」を知らないと、お金は貯まらない 他
第3章 投資する前に知っておきたい経済の最新知識
・ 銀行預金に忍び寄る「日本リスク」
・ 日本の給料が世界的に安い2つの理由
・ 日本リスクを回避する投資法とは?
・ 中国経済はある程度好調だが、「 中国リスク 」は常にある
・ 日本の強みは何か? 他
第4章 「 確実に増やす 」ための株式投資法
・ 億万長者の共通点を知っているか?
・ お金を増やす方法として株式投資を選ぶ理由
・ 「 買いどき 」を判断する方法
・ 商社が投資先として魅力的な理由
・ 投資信託を「 ふるいにかける 」2つのルール 他
第5章 新時代の投資のヒントの見つけ方
・ 通勤の乗車率が100%を超えることはもうない?
・ 変化への対応で命運が決まるスーパー業界
・ 生き残るメディア、消えるメディア
・ 一部の地方銀行は消えていく
・ 進む都市への一極集中 他
エピローグ 「 お金を増やす 」は手段。あなたのやりたいことは何か?
・ 65歳からでも、やりたいことはできる
・ 発想は大きく、大きく、どこまでも大きく
・ お金が十分に増えたら寄付する
まとめ
リア充モードにならなくても、平常心で手堅く運用していく方法はあります。 自分で決めたことを株価を見ながら粛々とやるだけなので、精神的にも負担が少ないです。株価1単元からの原資で、少額投資していくんです。
儲かるのになんでやらないの、みたいな巷にあふれているあおりにも乗らないでください。自分のペースですすめていけるのが一番いい方法だと思います。そういう風にできるのも、少額投資のいいところですよね。
本書の要旨の分かりやすいところを簡単にまとめると
- 株式投資を始めるなら、少額から
- 投資は、してみないことには始まらない
- 貯金の利子より配当金の方が圧倒的に
配当金で運用している方の話題について考えたのは こちら に例があります。贅沢できるとかではないですが、理にかなった節税観点もある運用をされています。
ちなみに、新時代の金融商品に関しては、本書には推薦コメントもなにも掲載されていませんでした。著者が推すのはやっぱり、少額をつぎ込んで10年以上の長期運用していく方法のようです。
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