下記は、某大手企業の会社員である30代半ばの男性が、結婚・ 住宅ローンなどのライフイベントをクリアして、なお豊富に有する資金 500万円で挑む投資例のお話です。 株式投資をして、貯金よりもいい利益率になる「 配当金という副収入 」をGETしているようですが、どんな具合なんでしょうか。

年に 20万円の収益を計画
配当金で得る副収入
自分には関係ないやと思いましたか? いえ、その例を参照して何かお金を増やす方法はないか探ろうということです。こちらでは株価の上げ下げで売買をして、利益を少しずつ積み上げて増やしていこうと工夫をしましたが、今回参照する例は「 配当金 」という手段を使って大事なお金を増やそうという事例です。
「 配当金 」って、どんなもんなんでしょう?
「 配当金 」を簡単に説明すると、株を発行している会社が株を持ってくださっている方々へ年に何回か本業で上げた利益を還元する機会とその金額を提示することですね。
配当金 5円とか 10円とか、すごい小さなお金だなぁ、と思われたことがある方もおられることと思います。
これを副収入として得られるとどうなのか、どのくらいの期間でどの程度の額になるのか、リスクは?? そして最低どのくらいの原資(資産)が必要になるのか、考えていきたいと思います。

ということで本題・事例本文の参照に戻りたいと思います。
配当金で年20万円の収益を得るということ
30代で株式を購入し、配当で年20万円得ようとしている彼は、自分なりに研究した様々な数値に条件をつけて株を選び、株価の上下で利益を得ることには着目せず、配当で利益を得るんだとの考え方で投資をしています。

年20万円というのが、うまいんですよね。ここまでなら税金無料なんです、これより1円以上多くなったら、実は2割ぐらい税金にもってかれちゃうんですよー。【 税制の妙 】
配当金を計算してみる ( シミュレーション )
配当金って、いつ、いくらぐらい払われるものなんでしょうか??
例として、日本の代表企業・トヨタ自動車(株)に当て嵌めて、見てみましょう。

トヨタから来たDMには、下記のようなことが書かれていました。
当社の剰余金の配当は、中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針としており、これらの配当は、定款に基づき、取締役会で決議しています。
2021年 3月 31日 トヨタ自動車株式会社
当期の配当金については、上記方針に基づき、中間配当は1株につき105円、期末配当は1株につき135円とし、年間の配当金としては1株につき240円となりました。
株価はおよそ2,000円( 2021.12現在 )です。 彼の資金は 500万円なので、資金全部をそれに充てていると仮定すると、2,500株・ 25単元持ってる計算になります。 そこで、年 20万円の配当を得ようとするならば、一株当たり年 80円の配当があればそれが実現するんですが。
上記は、2021年3月31日付リリースの公式値ですが、すいません、今年トヨタは株式分割をしたみたいです。株式分割前の価格は( 9月末、1株 10,000円ぐらいの時 )で、現在の5倍でした。 10,000円で 500株持ってるとすると、1株あたり年間 240円の配当( 配当利回り2.4% )をするとのことなので 年間で 120,000円を得られる計算になります。
彼の計画は年間 200,000円を得ることだそうですけども、こうやって計算してみるとかなり強気の設定であることが分かります。 ( 彼は、配当利回り 3.7% どころかそれ以上を狙っているらしいので、すごいことです、汗 ) まあいろいろとポートフォリオを組んでるのでしょうけれども、年間 12万円を目標としたところでも、月1万円稼いでる計算になりますから、全然すごいですよね。

っていうか、500万円を配当金目当てで運用すれば、そんな風に育つんですよね、実際に計算してみると、目から何かが落ちませんか??
少額投資での配当金を計算してみる ( シミュレーション )
For example… では、本サイトの主旨は、少額投資なんで、例えば 20万円の原資 で あてはめて見てみましょうか。
株式分割前 20株( 現在だと100株 )持ってる計算をすると、…
…年間 4,800円の収益ですよ? あれ? でもなんか、結構いいですよね? 20万円、貯金なんかしてる場合じゃなくないですか?
20万円貯金してたら年間利息って、0.002%ぐらいですから、40円の利息ですかー??
どうです?? この差、あなたは、どう考えますか??

( 何度でも言いますが、株は元本保証はありません、自己責任で投資判断してくださいね。)
しかし配当金は、株価がいくらになっていようとも、ちゃんと払われます。

ちなみに、配当金年間 200,000円を死守している上記の彼の、株式投資の前提条件は下記です。
- 配当利回り 3.75% 以上
- 売上高営業利益率 10%以上
- 自己資本比率 50%以上
- PBR 1.5倍以下
- 配当性向 50%以下
- 1株利益・ 純資産が増加傾向
- 配当実績( 増配傾向 )

※ 財務が健全で利益率が高い銘柄をセレクトしていますね。 さらに( 安易に減配しない )増配傾向をしっかり確認しているようですよ。 また、 PBR で下値余地までも確定しているそうです。 すごいいろんなことが分かってて羨ましい。 元本割れせず中長期で保有して、高利回りを「 一生 」享受したいので、厳しく選定しているのだそうです。
しっかしー、彼が上で示すような条件の会社ってあるんですかね? なんだかちんぷんかんぷんですよ、難しいですよね。 この彼は、大手企業に勤めて財務を担当しているそうですから、IR( 会社の情報開示 )方面のことも分かっているので、それを客観的なデータとして使って、投資をしているんでしょう(?笑 ) しかーし、私たちには難しすぎて、そんな条件なんてつけられないです。苦笑
配当所得と税金( 年末調整や確定申告 )
先ほどの仮定の配当金、4,800円を得られたとして、そこから税金はいくらぐらい取られるのか、調べてみたいと思います。

上場株式などの配当金などの場合は、所得税等が源泉徴収( 合計28.315% )されます。通常、証券会社に口座を開設するとだいたいは「 特定口座( 源泉徴収有り )」&「 株式比例配分方式※ 」で契約されているので、いろんなことは口座まわりで証券会社が全てやってくれることになっているため、何もしないで完結となります。
4,800円の配当金 × 税率( 28.315% )= 約 1,360円ですが、利益 20万円までは非課税なので、申告も、支払いも、必要ありません。
税金ゼロ円です。 ( 上記までの場合 )
少額投資のいいところです。会社の年末調整の書類に対して、なんかかんか記入する必要もなければ、確定申告の必要もありません。( もちろん副業にも該当しません )

※ 但し「 特定口座 」でも、” 源泉徴収なし ” を選択して口座開設した場合は、20万円以上の配当金を得た場合には確定申告しなければならないそうです。
各口座の特徴についてはこちらを参考にしてみてください。
所得が一定基準“以下なら”税金が戻ってくる( 損益通算・配当控除 )
また、配当金は出たものの、日ごろの株式の売買で損益が出てるケースの場合は、逆に確定申告をした方が税金が安くなる場合( 制度 )がありそうです。

( 損益通算などの制度です )
それから、本業の所得が一定の基準よりも少ない方こそ、源泉徴収されたところから 税金が戻って来る ( 総合課税・配当控除 )そうなので、そこは年末調整とは別に、各地税務署にお邪魔して相談・申告するのが良さそうです。
行くのが面倒な方は、ちょっと匿名で電話して、問い合わせてみるのもいいかもしれませんね。

自動音声経由でつながるみたいですよ、気軽にかけられそうです。
配当・株のことを答えてくれる国税局チャットボットも便利そうです。

さらに、ハードルが下がりますよね、ありがたいです。
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「確定申告ボタン」から進んで大丈夫みたいです。

( 今月中 確定予定 あり 銘柄 も タイムリーに紹介 )
ラインにそんな貴重なお知らせも来たりして、便利です。
まとめ : 配当金は預貯金等の利息の 10~100倍かも
- 預貯金の利息の10〜100倍以上の価値がある配当金って、すごくないですか??
- 配当金の利回りは調べてから投資判断したほうが良さそう
- 配当所得は、年末調整や確定申告は原則不要( 特定口座・源泉徴収ありの場合 )
- 20万円以内の利益であれば、税金は一切かからない
- さらに、本業の所得が一定基準以下の場合は税金が戻ってくることも

上で計算してみた例 じゃないですけども、トヨタを買っといたらだいたい年間で4,800円貰えたってことで、じゃ、自分の知ってる会社の株を1年間持ってみようかな?ってことのシミュレーションが出来たんじゃないでしょうか!
日経平均株価と連動して動く傾向にある銘柄だったら、なんとなく年間の値動きも捉えやすいかもしれませんね、どうでしょう、トライして見る気になったんじゃないですか? Good Luck !
それから、よかったらぜひ、こちらもごらんになってみてください。

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最新・更新! : 配当金情報 ( 2022.05 )
※2022年4月26日時点で、5月中に配当の権利確定日の予定があり、純利益が0以上である企業の情報がこちらで提供されました。
リベレステ(8887)、日本国土開発ジャステック(1887)、トーセイ(8923)、ジャステック(9717)、日本プロセス(9651)、前澤工業(6489)、ファーストコーポレーション(1430)、ダイコー通産(7673)、コーセル(6905)、オーエスジー(6136)、東武住販(3297)、シグマ光機(7713)。
上記はいずれも配当利回り 4%以上から2%台後半の企業です。

興味のある方は、急いで判断された方がいいかもしれないですね。
米国株投信で高配当銘柄などを選ぶ方が、より安心で手堅い気がしてきたなら。
※ 配当金は、税金的にもやさしいお金の増やし方ではありますが、株式投資は元本が保証されるわけではないので、しっかりと自己判断・運用をお願いします。

上記は、このコンテンツ記事を書き終わったあとで、勉強してみたことでした。ぜひ勉強・検討してみてくださいね。なんかいま、こっち系の世の中は米国ものブームみたいですし。
配当金は、株価が下がっても支払われますから。(o^―^o)ニコ
税金についてその他こちらで詳しく調べています。
ググったら、こんな本もありました。 読んだら書評書きますね。
配当金狙いの投資スタイルに加えて、この本の戦略を取り入れたら、完璧なんでしょうか??
( ̄▽+ ̄)
せっかちでこちらも超リア充な方の著書ですが、ゆるーく読み解いてみました。
※本記事内の意見はあくまで一般的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。
こんなコンテンツ書いてほしいというご要望がありましたら、お寄せいただけましたらうれしいです。
もういちど、投資についていろいろと考え直しててみたいという方はぜひ、こちらも読んでみてください。
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