塾は必要だろうか?? いまの時代から必要であるとも言えるし、いまの時代だからこそ行かなくてもいいかもと言えるかもしれません。
はじめにお伝えしておきます。 塾選びって、だいたい失敗します。
受験生だろうが、みんな疲れている、特に男子は●●が効かない。
情報過多の今の時代だからこそ、親が先まわりして選定作業をして、専門家の話を聞いて納得させられたり、ランキングサイトを過信して決めてしまうことが多いからです。
じゃ、子供本人にいろいろ体験させて決めさせるのがいいのか??

ええっ、だって中学生ですよ?? こないだまで小学生だったんですよ?? アイデンティティもこれから、得意不得意もこれから、好き嫌いもこれからはっきりしたりしていく時期ですから。
じゃ、自分で選べるようになるまで待つから、そのときに選びなさいとはなりませんよね汗。

できるだけ、親としてサポートしてあげたいものです。
高校受験に最適な勉強ができる塾は、大きく分けて3つあります。

中学受験をちょっとでも意識したことあるご家庭なら、CMなどで「 小学生模試 」について聞いたことがあるかもしれません。小学生模試を呼びかける塾のほとんどは、集団授業を行って児童・生徒を教えている大手有名塾や、地元有名塾が多いです。
塾のタイプ( 1 ) 集団授業型
10数人ずつのクラスをつくって、専任の指導者をクラス毎に1名たてて、毎回授業を行うタイプの塾です。
1カ月に一度程度、小テストをして成績順にクラス替えをしますので、習熟度・進行具合がクラスによって揃っていきます。
こどもたちは、切磋琢磨、仲間といつも順位を競い合いながら、指導者に即時質問しながら、またはこども同士互いに教え教わり合いながら、勉強をすすめることができます。つまり、インプット・アウトプットが効果的かもしれない環境に、身をおくことができるんだろうなぁというケースです。
集団授業型に合うタイプ・性格・個性
- 県域トップ系の高校を目指す男女
- 小学生のときから集団授業の塾で競争心を掻き立てられると燃えるタイプの男女
- モチベーションを他者との関係で築いていきたいタイプ
- 教わりたいけど、自分も知っていることを教えたいアウトプットに積極性のあるタイプ
- オタク系・ひきこもり系たけれども、自分を曲げない自己肯定感高めのタイプ
集団授業型に通うデメリット
- 部活・習い事・課外スポーツ活動・委員会などで休む&遅刻すると、振替授業が受けにくい、通塾スケジュールに穴が開きやすいので、その分の月謝の割合が無駄になる感じがする
- こども本人の緊張が切れてしまった時には、その後の対処が難しい ⇒ 塾通いが嫌いになる・トラウマになる
- 仲間との強いつながり・ライバル関係を築くことができるが、将来まで仲が良かったというケースはあまり聞いたことがない ( それだけ内心はシビアな感じなんだと思います。)
集団授業型に通うメリット
- 定期テスト対策がしっかりしていて、内申点対策 がばっちり
- 「 先行学習型なので、熟の授業が学校の授業の予習になる 」ことを良しとしている塾が多い
- 塾によっては、中級クラスの設定もある ( 設定のない塾は、入塾テストがある )
- 長期休暇( 夏休み・冬休み・春休み )対応のコースがあるので、休み期間の日中に強制的に勉強してもらうことができる
- 塾って、やっぱり「 出会い 」があります。講師もそうだし、仲間もそうだし。人との出会いで成長することも多々あります。

内申点については、別途考察していきたいと思います。もう少々お待ちください。
集団授業型塾の費用
1教科 1万円程度から。 ただし成績最上級のクラス・コースを持っている塾は、5教科全教科履修が必須で、地方であっても月謝 10万円以上というところもあります。そこへ通っている方の親御さんに聞くと、「 めんどうみが良くて助かってる 」との返事が返ってきますけどね。
夏季・冬季・春季講習代など、定期テスト追加対策、受験追加対策、その他オプションなど、別途費用も結構かかります。
指導者は、塾の運営会社の正社員等で、補助として学生などのアルバイト・パートがつきます。

集団オンライン型 ( 番外編 – 塾のタイプ 1.1 )
有名講師による「 大人が見ても興味深い教授をする 」映像授業が受けられるタイプの塾です。何教科かの授業を取っても、コスパがとってもよく見えるので、親からすれば願ったりかなったりの塾だと思います。
ただし、とにかく受け身になるので、寝てしまう( 聞いてない・身につかない )こどもが多いのだそうです、実際は。高校生ぐらいなら良いのかもしれませんが、中学生には……、部活のあとなんかとても長い時間、話を聞くだけなんて退屈すぎる結果になってしまうみたいです。
ゆえに、なのか何なのか、中高一貫校に通っている方を対象にしている塾が多いかもしれません。
- 運動部スポ根男子にはとくに向かないかもしれませんね
- 優等生女子はじめ、自己管理が得意なこどもにはめちゃくちゃ合うと思います!!

中学生ですでに自己管理が得意なこどもは、勉強もコスパよく効果的にできるんですよね、羨ましいなあ。
塾のタイプ( 2 ) 個別指導型
自分勝手・わがままに進めても個人の自由、もちろん注意とか一切されません。ただし、塾支給のテキスト使用が基準で、宿題も出ます。塾によっては、支給テキスト以外の問題集についての質問にも対応する場合もあるみたいです。
黙々と自分のペースで進められます。環境を変えて一定時間集中して勉強に取り組めます。テキストの中で分からないところを聞くというのがベースです。どの塾もだいたい生徒2 に対して 講師1 の割合。自習スペースで自由な時間に勉強できるよう設定している塾も多いです。
個別指導型塾に合うタイプ・性格・個性
- 分からないところだけ教えてほしい、でも余計なことはしてほしくないタイプ
- ゲームやケータイ、SNSが好きで、家での勉強中もつい触ってしまう男女
- マンガや映画・アイドルなど趣味の時間とそれらグッズのスペースが確保されていていつでも楽しめるようになっている部屋のあるタイプ
- 集団指導型の指導がスパルタに見えていやだから個別指導型にしたいタイプ
- つきっきりで家庭教師のようについていられるのがあまり好きではない男女
個別指導型塾に通うデメリット
- つきっきりではないので、解いたプロセスを確認したわけではない一般的なアドバイスが返ってくる
- 分からない点を自己申告して教えてもらう形式なので、自己申告できないと修正されない
- 本人にやる気がないと、ただ通って時間を過ごすだけになる
- 比べる対象がないので、上昇志向は湧きにくい
個別指導型塾に通うメリット
- 入塾時間と退出時間を写真で取ってタイムリーに親の携帯などに報告してくれる塾がある
- その日その日の授業日誌を毎回提出してくれる塾がある
- 体調不良または部活や委員会などで授業の時間に遅れたり欠席したりする際には、柔軟に振替授業が可能なので、月謝が無駄になる気はあまりしない
- 塾で顔を合わせる仲間とはゆるいつながりで、これがちょうどいい
- 講師から勉強以外( 高校生活など )の話を先輩視点という身近から聞くことができる
- 塾ってやっぱり人との「 出会い 」が有りますよね。講師だったり仲間だったり、良い出会いがあると子どもの成長度合いはハンパないですよね。
個別指導型塾の費用
1教科 1万円程度。 追加オプション授業など塾によりプログラムはそれぞれ。夏季・冬季・春季講習なども設けられている塾が多いので、夏休みなどは部活とのスケジュールを考慮しながら授業時間を設定できたりします。
塾の運営会社の正社員は塾長のみか、2~3人までで、その他講師は学生アルバイトが主体です。
塾のタイプ( 3 ) オンライン個別型

リアルじゃない( ネットワークを介する )ハンデを埋めるようなサービスが充実しているのが特徴。
- どこのどんなところが分からないのか、つまづき、苦手に気づいてもらえる
- 定期テストにしても、模擬試験にしても、前半に出てくる基礎問題・後半に出てくる難問大問について、どうやって解き進めればいいのかコツを教えてもらえる
自分のペースに合わせてもらえる( 学校の授業に対して 先取り予習なのか、後追い復習 なのか )どちらでも対応可能ということは、学習スタイル次第ではどちらも両方叶えられるかもしれません。
オンライン個別型に合うタイプ・性格・個性
- 学校から帰ってきたらわざわざ出かけるのが面倒になるタイプ
- ゲームやテレビ、SNSなども決めた時間・瞬間に止めて 切り替えられるタイプ
- 野球やサッカー他スポーツを学校外で真剣に取り組んでいる( 土日も練習や試合等がある )
- 習い事をしている
オンライン個別型で勉強するデメリット
- 長期休暇( 夏休み・冬休み・春休み )対応のコースはないところが多いので、自分でやるしかない
- またはその休み期間は、個別指導型塾の夏期講習・冬期講習・春期講習などに別途申し込んで通う
- いくら切り替えがうまいこどもだと言っても、集中が阻害される原因が100%取り除けているとは言い切れない
- 閉館時間がないので、つい集中しすぎてしまうと( 授業が終わっているのに )夜中遅くまで勉強してしまって翌朝のコンディションに影響してしまう

長期休暇期間中に「 学習の増強策 」を考える家庭のことを考慮して、様々な塾で、単発( 夏期・冬期等 )講習の申し込みを受け付けていますので、別途( リアルの方の )近所の塾の講習を、追加で申し込むことができると思いますよー。
オンライン個別型で勉強するメリット
- ( 大げさだけど笑 )24時間・365日いつでも勉強可能
- 用事ができたり体調不良で休みになったときも、振替が自由に設定可能
- 講師の所属学校が 明確な場合が多い( 東大や旧帝大系など、メリットとして明示している )
- こどもにあった勉強法を考えてくれたり、勉強計画の立て方・実行方法もしっかり見守ってもらえる
- 家庭学習( 自前で購入した問題集 )についてのサポートもOKのところが多い
- こどもに合ったテスト対策も提案してもらえる
- 1対1で( まさに家庭教師のように )親身に対応してもらえる
- 所属学校がすごい講師の言動やものの考え方に、刺激をもらうことができる
- これからの時代、リアルなだけが体験じゃないので、講師との良い出会いがあると、ものすごく子どもは成長するでしょう!

オンライン個別型の費用
1万円以下からの料金設定。 マンツーマンで、対応するこどもの成果をめざして授業していく点は、他の型と違いますね。 また、マンツーマンだからこそ、いろんなことはできませんよね、オプションはあまりないのが通例です。

大人が考えるお金儲けを考えたオプションプラン –( 親が喜んでお金を出しそうなプラン )はあまり期待できない、シンプルで素朴なサービス内容になりますよね。
塾に行かないという手もある?!
「 東大生の 2.1人にひとり は、( 大手通信教育の )経験者です ( by〇〇ゼミ ) 」というCMが合格発表の出る時期にかならず放映されますが、これは本当ですよねー。
さすが老舗だし、最大手は日々ビックデータ更新ですよ、仕組み・教材ともによく考えられてます。
それから、勉強を教え合うことのできる兄弟姉妹のいる場合は、独学で勉強されるケースも結構ありますよね。「 毎日5時間くらいフツーに勉強できるよねー 」と明るくくおしゃべりできちゃうお母さまは、ご自分の学歴も密かにすごい専業主婦で勤務医の奥様でした笑。
オンライン・通信教材型 ( 番外編 – 塾のタイプ 3.1 )
いつでもどこで も ” スマホでも ” 受けられる「 プロ講師の 5分の授業 」プラス演習で効果的に学習ができます。5教科18科目、1万本を超える講義動画があるそうです。わたしたち大人にしてみれば、こういうのが自分の頃にあったらなあ、と思ってしまいますよね。

- 優等生女子など、自己管理が得意なこどもには、最適なカタチかも
- 習い事がたくさんあって、週間スケジュールの忙しいこどもにも向いている

芸能活動とかしていてもすごい学校に入っちゃうこどもさんとかは、こういう隙間時間を効率的に使うのをやってるのかもしれないですねー??
ただしタブレット端末を提供している大手の教材は、アプリ・ソフトウエアの反応が独特なので、ゲーマー的な反応を好むタイプにはじれったく感じてしまうかもしれない懸念はあります。( 慣れればなんでもないのですが汗 )
いつから入る・はじめるのがいいのか 【 最適な入塾時期は?? 】
これから中学入学としてご覧いただいている方は、もういまからすぐに検討してください。
3月前には決まっている勢いで( 小学校卒業前 )
集団授業型は、入塾テストがあるところが多いですし、先取学習( 学校の授業の予習 )をする塾が多いですから、遅れてしまうと取り返すのにはこどもにかなりの労力がかかります。 まだ小学生だから、じゃなくて!! もう小学6年生だから、と考えた方がいいかなと思います。
部活を引退等してから?? ( 3年生の秋 )
スポーツや習い事をがんばっているお子さんの場合は、勉強についてあと回しにしがちでしょうが、そんな場合でもできる子は後期に集中して頑張れます。大丈夫です。
塾業界の関係者は、そんなのありえないといいますけどね。
ただし、内申点を重視する学校だと、定期テストの得点が重要になり、志望校を決めるときに諦めざるを得ない状況になってしまうかもしれませんので、そこのところは中学入学前から意識させて注意してあげてください。

部活を引退してから、またクラブチームやシニアチームを引退してから頑張るこどもは、これまでを取り返す勢いがあって、全教科を強化したいと考えることが多いので、費用がかさばるプランを選ぶ傾向が多いです。「 すごい短期間だけ塾に通ったのに、たった数カ月で 100万円以上かかったよ。普通の塾なのにこれほどかかると思わなかったわ、こどもにお願いしますって土下座されたから仕方ないけどさー 」というお父さんもいらっしゃいました。
3年生の冬からの 受験対策講座はあるのか
これはナシだと思います。それ以前から通塾している生徒のための増強講座はこの時期たくさん・多様に組まれると思いますが、ここからの新規はありえないと思いますので、「 まだ大丈夫 」と考えていそうだなと予想されるタイプであれは、早めにお尻をたたいてあげる必要があるんじゃないでしょうか笑汗。
・内申点関係じゃないですけど、こんな記事も見つけました、参考まで。
まとめ : こどもの性格・タイプを主軸において選ぶことが大切
費用とこどもの負担、こどものタイプ・個性によって最適な塾・学習スタイルを選んでください。

決して、目標への合格率や塾の特性( 得意不得意・対策 )を優先して選ばないでくださいね。
( 1 ) 集団授業型
( 2 ) 個別指導型
( 3 ) オンライン個別型
塾に行かないという手もある ⇒ ( 独学・オンライン通信教材 )


高校生とはちがって、中学生には自習室開放のみのプランを用意している塾はありません、皆無です。

義務教育対象者には、そこまで自己管理型のサービスは推奨されないし、安全の面からも、営業許可が下りないんだと思います。
〇 集団授業を選ばれるご家庭は、あとあとのことも考えて、入塾の際には本人自らが「 やってみる 」と決意することは大事だと思います。

親の想いも伝わるといいですが無理矢理・無自覚に挑戦させてほしくはないですね。 いやになったらこっちがあるからね、という選択肢を残してあげておくという ” 大人な対応 ” は重要だと思います。
〇 また、学校の進路ガイダンスでは必ず言われることだと思いますが、いくら成績がいいこどもだからと言って、成績だけを基準に進路を決めてはいけないそうです。校風やどんな生徒が集まるのかによって、お子さんがどれほど有意義な高校生活を送れるのか、全然変わってくるらしいです。
少し無理してでも入ってみたら、競争心が育って驚くほど伸びた子もいれば、県内イチの進学校に成績トップで入学したのに、何かがかみ合わなくなって成績も下がっていき、大学には進まずに就職する子もいます。

学力があるのに、友だちと同じ高校を志望してともに受験し、めでたたく合格をしたものの、その友だち以外のクラスメイトと合わなくて退学してしまったという子もいましたね。その後、その子は近所のスーパーでアルバイトをしていましたが、優秀な方であるのは立ち居振る舞いと要領の良さで一目瞭然だったそうです。ほんとうにもったいないものだ( そのままだったら中卒ですから )と思ったのを覚えています。

でも、モーニング娘出身の有名な女性ママタレントのある方は、その職業をめざして来られただけに中卒なんだと聞きました。スポーツ選手のように通信系の高校も出られたりしなかったこと、まれなケースですよね。ご自分のお子さんには学歴をしっかり保持してもらいたいとおっしゃられていました。
話は逸れますが、塾の費用を捻出しようと、副業をはじめたいなと考えていらっしゃる方は、こちらを参考にしてみてください。
塾選びを失敗すると、余計な費用がかかります。( 月謝の重複や入学金の納付など )
まだ人格も確立されていないこどものことなのでどんなことがあるか分かりませんが、ネットのランキングばかり過信しないで、できるだけいろんな情報を得て、納得できる選択ができればいいと思います。
★ameba #塾選び
本職リア充サラリーマンの方も、そうでない方も、株で副収入を得られるようになるヒントが満載でした。実際は難しい本ですが、読み解きましたので、ぜひ参考にしてください。
※本記事内の意見はあくまで一般的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではありません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。
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